昨日、友人たちと一緒に「スズカ8時間エンデューロ 春SP」に参加してきました。
私たちがエントリーしたのは、「8時間エンデューロ(ロード)」で、チーム全員にとってこれが初めてのレースイベントです。
まずは前日の夕方、自宅で早めに夕食を済ませ、子ども達を風呂に入れたあと、まだ明るいうちに友人Tくんと合流。
私たちの自転車イベント用遠征母艦である、Tくんの愛車「カングー」にロードバイクと工具類、着替えなどを積み込みます。
その後、ホームセンターやスーパー・コンビニなどを回って、色々と買い物をしました。
これまでに参加してきたロングライド系イベントではエイドステーションで補給食が提供されるので、食料等の心配はなかったのですが、今回はすべて自前で用意する必要があります。
レース中に消費するであろう大量の飲み物(スポーツドリンク・水・お茶・ジュース・コーヒー・・・)や、パン・おにぎりにバナナ、お菓子、スイーツ等々、たくさん買っていきました。あと、ピット設営の為の備品なども揃えて準備完了!
ついでに、おやつタイム(^^;
・・・で、高速道路を(荷物が満載なので)ゆっくり走って、ついに鈴鹿市に到着!
コンビニで最後の買い物を済ませ、レース会場となる鈴鹿サーキットを目指します。
午前0時に開門とのことで、かなり余裕をもって行ったのですが、すでにたくさんのクルマが並んで開門を待っていました。
さすが、皆さんスゴイやる気ですね。。。(^^;
0時の少し前にゲートが開き、パドックの駐車場にクルマを停めました。
5時にピットゲートが開いて受付が開始されるので、それまで車内で仮眠をとるため、ロードバイクは車外に出すことにします。(そうしないと、シートを倒せないんです。)
それにしても、いくらなんでも食料を買いすぎました(^^;
(写真に写ってる以外にもいっぱいあるんです。。。)
寝る前にもカロリー補給!(レース中にエネルギーが切れるのは怖いですからね(^^;)
まさかココで盗難に遭うことはないだろうということで、ロードバイクはロックもせずに車外に置いておきます。
で、シートを倒して寝ようとしたのですが・・・車内の狭さとレース前の興奮(?)で、全く寝付けず。。。(^^;
隣でスヤスヤ眠るT君を羨ましく思いながら、私は眠るコトを諦めてパドックをうろうろしていました。
そうしている間に、仕事を終えて名古屋から駆けつけた友人M君とも無事に合流。
これでチームメンバーが揃いました!
M君も眠そうだったのでカングーの助手席で寝るように勧め、私はピットゲートで場所取りの列に加わりました。(皆さん、ピットで少しでも良い場所を確保するために、何時間も前から並んでます。)
寝袋で寝ながら順番待ちをする方や、テーブルを持ち込んでお酒を大量に呑んでいるグループもありました。(スタート時刻が近づいてるけど大丈夫なのかな?(^^;)
ところが、受付開始30分前の4時半頃になると、それまでの秩序が一気に崩壊し、並んでいた順番などお構いなしにゲート前に人が押し寄せます。これは非常に残念な光景でした。
それまで大会スタッフが順番待ちの列を作り、この続きはあそこから並ぶように等と指示を出していたのですが、この状況には全く関与せずといった感じで、指示通りに真面目に並んでいた人達が馬鹿を見る形になってしまいました。これは改善して欲しいところですね。
午前5時、ピットが解放されると同時に並んでいた全員が全力でダッシュしてピット内に自分たちのスペースを確保します。まさに「福男選び」のような光景でした(^^;
私たちもなんとか、前から2番目の場所を確保することができました。
ピットにロードバイクや荷物を運び入れ、一通りの準備が終わったあと、受付でゼッケンや計測装置一式、参加賞などを受け取ります。
他の参加者の方々も、みなさん着々と準備をされてます。いよいよですねぇ♪
それにしても、スゴイ数のバイクです。土曜日にも色々なレースが行われたのですが、この二日間でいったい何人の方がサーキットを走ったんでしょうか。。。
ピットウォールから身を乗り出して、ホームストレートを覗きます。気分はロン・デニスか、それともジャン・トッドか・・・(え?ちょっと古い?(^^;)
このあと6時半からコースを試走することができるので、メンバー揃って憧れの地「スズカ」を走ります!
とうわけで、あらためてメンバーのご紹介!
これまで、いくつかのロングライドイベントに一緒に参加したコルナゴ号のT君。
普段全く走らないくせに、何故かサイクルウェアだけはたくさん持ってます。この日も、着替える時にどれを着ようかと迷ってました(^^;
そして、名古屋から合流したルイガノ号のM君。
クロスバイクに乗りはじめてまだ数ヶ月で、普通のTシャツ&スニーカーで走ったにも関わらず、チームのトップタイムを記録!スゴイ!(ロードバイク&ビンディングシューズなら、さらに良いタイムが出るはず!)
そして、デローザ号の私。
私の鈴鹿サーキットに対する思いは、エントリー時に書いた通りなんですが、20年ぶりに戻ってこれたことに、とにかく興奮しました。
そして試走のため、3人揃ってコースへ!
並んで走りながら、1周20分くらいかけて初めてのスズカを味わいました。どのコーナーを走っても、F1の名場面が蘇ります。
試走のあと、スタートまでの僅かな時間を利用して、みんなで朝食タイム♪
他のチームの皆さんも、スタートまでのんびりされてます。
それにしても、他のチームは4人とか5人とか、多いところは6人とか。3人で参加しているチームはほとんど見かけませんでした。やはり、3人で8時間は無謀だったのかもしれません。(しかも、私たちは全員がド素人ですし(^^;)
スタートは8時ですが、7時半頃から、ホームストレートに人が集まりはじめます。
やっぱり、スゴイ人数です。
さすがにレースということで、ロングライドイベントの和気藹々とした緩い感じのスタートとは雰囲気が違いますね。第1走を任された私は結構緊張しました。。。(^^;
そして午前8時、ついにスタート!8時間後のゴールに向けて、必死にペダルを回します。
スタート直後はかなり混雑してますし、スピードの違う人達と一緒に走ることになるので、とても怖かったです。そして、無理をし過ぎてとても疲れました。。。
私たちは基本的に2周ずつ走って交代しようと決めていたので、スタートから2周後に初めてのメンバーチェンジ。
次の走者はバイクに跨がって待機しておき、残りの一人が、計測チップの埋め込まれたベルトを前の走者の足首から次の走者の足首に付け替えます。
(なので、チームに3人しかいないと、誰もピットでゆっくり休めません(^^;)
鈴鹿の1周は、琵琶湖一周の100倍以上シンドイ… orz
— 東野真也(Shinya Azumano)さん (@s_azumano) 2013年5月18日
これまで、のんびりポタリングを楽しむ経験しかなかった私にとっては、レースで走る10km強というのは本当にシンドイものでした。
レース中は、走るのと休むのと、その合間にエネルギー補給をするのに必死で、写真を撮る余裕はありませんでした。
(と言いながら、Facebookのコメント欄でのやり取りは続けてましたけど(^^;)
心肺的なキツさはピットで休めば回復するのですが、筋肉の疲労は回復せずに蓄積する一方です。周回を重ねる毎に、延々続くホームストレートの微妙な上りと、シケインにかけての坂が本当に辛くなってきました。
(T君は、何度も押して歩こうかと思った、と言ってました(^^;)
そしてレースが進むにつれて風がどんどん強くなり、突風で車体が振られて走行中にバランスを失いそうになることも増えて、かなり怖かったです。
そして、残り3時間を過ぎたあたりで、朝から時々パラパラしていた雨が一気に強くなりました。
ただでさえ疲労が溜まっているところに、強風に加えて雨まで強くなり、(中学生の時以来)雨の中で自転車に乗ったことのない私たちには、恐怖以外の何物でもありません。
(そんな状況でも、トップグループの人達は、信じられないスピードで走ってます(^^;)
残り2時間40分、強い風と雨と寒さで、完全に心が折れた… :P温かい飲み物を準備してる隣のチームが羨ましい!
— 東野真也(Shinya Azumano)さん (@s_azumano) 2013年5月19日
その後も安全第一で慎重に周回を重ねましたが、目の前で突風にあおられて落車するのを見たり、救急車の出動を見たり、骨折して包帯で腕を吊られた方を見たり・・・しているうちに、私たちの戦闘意欲はゼロに。。。(^^;
経験不足の私たちがこのコンディションの中を走るのはかなり危険ですし、周りに迷惑をかける可能性もあるということで、残り2時間弱の時点で走るのをやめることにしました。
一応、私たちは真っ当な社会人(?)ですし、趣味のイベントでケガをして翌日からの仕事に支障をきたしている場合ではないですもんね(^^;
というわけで、私たちの初めてのスズカ挑戦は、中途半端な形で幕を下ろしました。
公式記録では、一応26周回ということで、同じカテゴリの参加341チーム中「300位」という結果です(^^;
我ながら情けない成績ですが、まぁ、これが現時点での実力だと思います。
これからもっと真剣にトレーニングを積んで、秋の大会でリベンジしたいと思います!
その後、ゴールを待たずに撤収して、近くの「花しょうぶ」という天然温泉で、疲弊し雨に打たれた体を癒しました。
そして、そのまま施設内の食事処で夕食をたっぷり食べて、解散・帰宅しました。
いやぁ、それにしても、今回は本当に良い経験ができました。
トップグループの方々に何度も抜かれたのですが、速い人達のスピードと迫力を間近で体感し、あんなスピードで走り続けることができるのかと本当に驚きました。
そして何より、憧れの鈴鹿サーキットを相棒(デローザ号)と共に走ることができました♪
秋SPも絶対に参戦するぞー!
「下手糞の上級者への道のりは己が下手さを知りて一歩目」(by 安西監督)
鈴鹿お疲れ様でした!
いかがでしたか憧れの鈴鹿は?
F-1で観た、あの名場面、この名場面が思い出されたことでしょう。
後半は悪天候ということで残念でしたが、「大人の対応」「勇気ある撤退」ということで、
ナイス判断だったのではないでしょうか。
何と言っても自転車でメシを喰ってるわけではありませんから(笑)。
今はただただ、お疲れ様でした!ということで、ゆっくり英気を養ってくださいませ。
お疲れ様でした、秋も参加するんですか?
頑張るな~。(゜o゜;
ARA!さん、ありがとうございます!
初めて走る鈴鹿ということで、感動しっぱなしでした!
(まぁ、感動していたのは最初の1周だけで、その後は、ただただシンドかったんですけど。。。(^^;)
それにしても、トップグループの皆さんは本当に凄かったです。感動しました(^^;
僕も、もう少し速く走れるように、少しずつ頑張りますっ!
P.S. いよいよ王滝ですね!遠くから応援しています!頑張って下さい♪
やまちゃんさん、秋も出ますよー!
やまちゃんさんもチームの皆さんと一緒にいかがですか?
11月4日、鈴鹿で是非会いましょう♪(^^;