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期待通りに面白かった!ベンチャー政治家 松田公太氏の新著「愚か者」

松田公太 愚か者
愚か者
愚か者
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松田 公太
講談社
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タリーズコーヒージャパン創業者で、現在は参議院議員(日本を元気にする会 代表 兼 幹事長)として活躍中の松田公太氏の著書「愚か者」を読了しました。

以前読んだ「すべては一杯のコーヒーから」がとても面白かったので、この本も期待して読み始めましたが、その期待を裏切らない内容でした。

ベンチャー起業家として大成功を収めた後、志を持って政治の世界に挑戦し、政界の慣習に囚われず奮闘を続ける様子が描かれています。

タリーズコーヒージャパンを創業し、日本にスペシャルティコーヒーの文化を定着させ、若き起業家の代表として華々しいスポットライトを浴びた著者。その情熱的で刺激的な創業当時のドラマをまとめた著書『すべては一杯のコーヒーから』は、ベストセラーになった。
「全身ベンチャー」の著者は、その後も「冒険」を続けている。タリーズに仕掛けられた乗っ取り買収。腹心の裏切りに遭い窮地に陥るも、「人との出会い」に助けられ、タリーズを守ることに成功。退任後は、時代を先取りしてシンガポールで3業態を展開し、日本企業進出の先駆けに。2010年には日本・原宿にEggs’n Things(エッグスンシングス)をオープンして、パンケーキブームの火付け役になる。
起業家としてチャレンジを続ける中で、国・行政・法律・慣例など幾多の壁にさえぎられたり、世界各地の貧困に苦しむ人の姿を目にしたりするなどし、企業の力では改善し得ない課題にも直面する。そんな経験から、日本を良くするため、世界にその良さを発信できる国にするため、政治の世界へ漕ぎ出すことを決意。現在は、ベンチャー起業家ならではの、経営感覚を持った「ベンチャー政治家」として、国民のみんなが参画できる直接民主型政治の実現を目指し奮闘を続けている。
どこまでも愚直に走り続けるその姿が、失敗を恐れず挑戦する勇気をくれる。みずからの人生を「意味あるものにしたい」と願うすべての人、必読の1冊!

Amazon販売ページより引用

第1章 強い「情熱」を持って―「タリーズコーヒージャパン」設立
第2章 出会いに感謝して―上場までの軌跡
第3章 「使命」をいだいて―タリーズとの決別
第4章 「挑戦」をつづけるために―シンガポールでのゼロからのスタート
第5章 新たな「朝食文化」をつくる―「エッグスンシングス」とパンケーキブーム
第6章 日本を元気にするために―政治家への道
第7章 苦い経験を糧に―「みんなの党」崩壊の裏で起きていたこと
第8章 「目的」のために行動せよ―真の「ベンチャー政党」を立ち上げる
第9章 日本の未来のために―「安保法案」成立に至るまでの真実

私自身は政治については全く不勉強で、正直なところ関心も低いのですが、それでも、こういった人達にどんどん政治家になってもらいたいなぁと感じました。

元ライブドアの堀江さんが出馬した時にも同じ事を思いましたが、自分でビジネスをしていたほうが明らかに稼げるであろう人達が、わざわざ政治家になろうとしている点で、少なくとも「私利私欲のために動く人ではない」という信頼があります。

そして、そんな松田さんの言葉で語られる「みんなの党が崩壊していく様子」や「新党結成」「安保法案成立の裏側」など、非常に興味深かったです。

今後はさらに「日本を元気にする会」に注目したいと思います。

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