先日、子ども達のために「流し素麺」をしようということで、友人達と一緒に山で竹を切ってきて準備をしました。
大掛かりな流しそうめんの準備は全員が初めての経験で、大きな失敗もありましたので、気をつけるべきコトをシェアしたいと思います。
これから、流しそうめんに挑戦される方の参考になれば幸いです♪
まず予め簡単な設計図を作って、どの位の長さの竹が必要なのかを把握したうえで、お友達の実家が所有する山に向かいました。
(当たり前の話ですが、自分の土地以外で勝手に竹を切るのは違法ですよ(^^;)
切り倒した竹は、その場で必要な長さに切っておきます。(長いままだと、山から持ち出すのが大変です。)
木と違って、竹は結構簡単に切れますね。
素麺を流す部分の太い竹の他に、(↑)支柱となる細い竹も必要です。
その他に、器や箸も作る予定なので、その分の竹も切っておきます。少し余裕があった方が安心です。
必要な竹を切り出したら、残りの加工作業は、家に持ち帰ってからにしましょう。山の中はヤブ蚊がスゴいです。(体中を刺されました(^^;)
素麺を流すメイン部分は、「竹割ナタ」を使って真っ二つに割りました。
専用の鉈を竹に当ててゴムハンマーで叩いてやるだけで、とても簡単にキレイに割れます。
節の部分は、鑿(ノミ)を使って取り除きます。
そして今回は、それぞれの竹の終端に穴を空けておいて、その穴から次の竹に流す形にしたので、ボール盤を使って直径50mmの穴をあけました。
(たまたま友人がボール盤を持っていたので、こういう形にしましたが、普通は竹の端から流す形で良いと思います。)
そんなわけで、こんな感じで(↑)コの字型に流れる形を組みました。
上で書いたように、支柱用の竹も用意したんですが、高さの微調整が難しかったので結局使わずに、端材などで固定する形になりました。
・・・と、ここまで読むとスムーズに成功したかのようですが、実は最初に作った分は使いものにならず、翌日にまた山で竹を切るところからやり直したんです(^^;
何がダメだったのか?
最初は若過ぎる竹を使ったために、割ってスグは全く問題なかったんですが、翌日になるとギュッと縮んで丸まってしまったんですよね。あまりの変形にビックリしました。
なので、2回目は年数を経た竹を探して使いました。切った時に中から水が溢れてくるような若い竹は絶対にダメですよ!
というわけで、最後に注意すべき点をまとめておきます。
山で竹を切って流し素麺をする時に気をつけるべきコト
1.若過ぎる竹は使わない
水分の多い竹を割ると、すぐに変形してしまって使いものになりません。
2.虫除け対策をしっかりと
山や竹林はヤブ蚊がいっぱいです。私は虫除けスプレーを使いましたが、それでも全身をたくさん刺されました。
3.専用の道具はやっぱり便利
竹を真っ二つに割る際、もちろん普通のナタも使えますが、竹割り専用鉈があると簡単です。
4.ケガに注意
ケガには注意していたつもりですが、今回も友人が鉈で指を切りました。本当にお気をつけください。
5.基本的に使い捨てです
苦労の末に完成した「流しそうめんセット」ですが、来年も使おうなどとは考えない方が良いです。
カビで使えないと思うので、潔く廃棄して、来年はまた竹を切るところから楽しみましょう♪
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