2007年のF1開幕まで、いよいよ1ヶ月を切りました。
今年はトップチームのドライバーが大きく動いたこともあって、また見所満載のシーズンになりそうです。
というわけで、今さらですが今季のレギュレーションについて、エンジンとタイヤについて確認しておきたいと思います。
まずは、エンジンについて。
使用するエンジンは2006年の最後の2戦を戦った仕様で凍結。これを2007年~2010年の間使用します。
そして、「1エンジン2GP」の原則は昨年通りですが、今年はこの規定が適用されるのは土日のみで、金曜日は別エンジンでガンガン走れます。
そして、タイヤについて。
今年はブリヂストンのみで、全チームに同じタイヤが供給されます。(昨年までのタイヤとは全く違うものなので、昨年ミシュランタイヤを履いていたチームにとっても、特別不利になるわけではありません)
1レースにつき、ドライタイヤは14セット(2スペック)。金曜日のセッション終了後に4セットが回収されるので、チームとしては金曜日にどんどん走らせないと損をするという事です。(上記の通り、エンジンの縛りもありませんし)
そして、用意された2スペックのタイヤ(いわゆるソフトとハード)の両方を必ずレース中に使用しなければなりません。このレギュレーションのおかげで、レース戦略がかなり複雑になると思われます。
不利なスペックのタイヤを、いつ、どのくらい使用するのか・・・。
普通に考えると、不利なスペックの方で長く走ることは避けるはずなので、1ストップ戦略はなくなると思われますが、川井さん情報によると、セーフティカールールと絡めた抜け道があるようで・・・実際にレースをしてみて、果たしてどうなるのやら。
他にもレギュレーションの変更点はたくさんあるのですが、とりあえず今回はこの辺で(^^;