中途半端なジョギングが太る原因!?「SLEEP 最高の脳と身体をつくる睡眠の技術」を読んで分かったこと

SLEEP 最高の脳と身体をつくる睡眠の技術

先日「SLEEP 最高の脳と身体をつくる睡眠の技術」という本を読んだんですが、情報量が多くて非常に良い本だったので、紹介したいと思います。

<本書の構成>
1章 睡眠は人生のすべてを左右する
2章 睡眠ホルモンを自らつくりだす
3章 電子機器の使い方を見直す
4章 カフェインの門限は午後2時
5章 体深部の温度を下げる
6章 午後10時〜午前2時のあいだに眠る
7章 腸内環境を整える
8章 最良の寝室をつくる
9章 夜の生活を充実させる
10章 あらゆる光を遮断する
11章 熟睡したいなら運動するしかない
12章 寝室にスマホを持ち込まない
13章 余分な脂肪を落とす
14章 快眠をもたらす最高の飲酒法
15章 最高の睡眠は寝るときの姿勢で決まる
16章 睡眠のためのマインドフルネス入門
17章 サプリは本当に必要か
18章 早起きで脳の働きを最大化する
19章 マッサージは睡眠に効く
20章 最高のパジャマはこれだ
21章 身体を自然に触れさせる

「睡眠」を軸にしつつ、「健康」「ダイエット」や「仕事術」などに関する情報も豊富で、科学的根拠やデータに基づいた記述が多いので、とても納得できる良書です。

深夜労働はガンを招く!?

わかりやすく言うと、遅くまで起きている日々を繰り返し、深夜に働くことは、鉛による汚染や紫外線Aを浴びることと同等の発ガン要因だというのだ。そんなバカな、と思うかもしれないが、それを事実だと裏づける科学的なデータは山ほどある。(P.90)

私はフリーランスSEという職業柄、深夜に集中して仕事をすることが多いんですが、その生活習慣を見直したいという気持ちから、本書を読み始めたという面もあります。

そんなわけで、「深夜労働が発ガン要因」というのは、なかなかショッキングでした。

でも、やっぱり身体のためには自然な生活が良いんでしょうね。そりゃあ、分かってはいるんですけどね(^^;

これまで何度も挑戦して失敗してきたんですが、健康のためにも「朝型生活」に移行しないとダメですよね。ガンバロウ。。。

睡眠時の灯りが近視の原因!?

真っ暗のなかで寝た場合、将来的に近視になった子どもは10パーセントだったが、豆電球の部屋で寝た子どもは34パーセント、電気をつけた部屋で寝た子どもに至っては55パーセントが近視になったのだ。(P.143)

我が家では1つの寝室で家族4人が一緒に寝てるんですが、本書を読むまでは、まず豆電球の状態で子ども達を先に寝かせて、私たちが寝る時に部屋を真っ暗にしていました。

ただ、寝室の灯りが子ども達の視力に影響を与えるというのを読んで、その日からスグに真っ暗で寝かせるようにしました。

もっと早く知っておけば良かったです。

そう言われてみると、私は子どもの頃から真っ暗な部屋で寝てましたが、確かにメガネを使った事もなく未だに視力は良いです。(老眼には悩まされてますが(^^;)

中途半端なジョギングが太る原因!?

長時間のジョギングという名の「有酸素運動」は、脂肪を落とす理想の方法だと長年にわたって信じられてきた。だがそれは誤解だ。信憑性のかけらもない。長距離を走ると、糖不足を補うために筋肉が分解されるので、筋肉が急激に失われる。筋肉は体内の脂肪を燃焼する装置みたいなもので、走り過ぎによって筋肉を失えば、そのぶん代謝が下がる。だから、毎日ジョギングを続けないと、あっというまに脂肪がつき始める。(P.160)

私は、1年以上前から少しずつジョギングをするようになったんですが、特に食生活を変えずに運動量を増やしたにも関わらず、全く痩せないなぁと不思議に思っていました。

本書を読んで、その原因が分かったような気がします。(まぁ、私の場合は運動量が少なすぎるだけだと思いますが(^^;)

とても簡単に書けば、「身体を絞りたいのなら、有酸素運動よりも筋トレを中心に」しないといけないってことですね。

もちろん私は、これまで筋トレなんて全然してませんでした。。。(汗

なので、これからは自宅やジムで筋トレをする時間を作りつつ、ジョギング自体は心地良くて好きになったので、今後も続けようと思っています。

もし、ダイエットのために嫌々ながら我慢して走ってるなんて方は、考え方をあらためた方が良いかも知れませんよ。

(ジョギングを始めて明らかにバイクが遅くなったのも、筋肉量が減ったせいなのかな?いや、ただの練習不足だな(^^;)

SLEEP 最高の脳と身体をつくる睡眠の技術

さらに、上記以外にも気になった内容はたくさんあるんですが、全てを書き出すと引用の範囲を超えそうなので、その一部だけを紹介しておきます。

要するに、寝る直前はおろか、寝る6時間前であっても、カフェインを含むコーヒーやお茶を飲めば睡眠が阻害される(P.64)

体内のマグネシウムレベルを安全かつ効率的に高めるには、皮膚に塗るのがいちばん(P.117)
スプレータイプなら、4〜6プッシュが目安(P.119)

セックスとオーガズムは、睡眠に限らず実にさまざまなメリットをもたらしてくれる。免疫力が高まり、気分の落ち込みが緩和されるほか、寿命が延びる一助にもなる。(P.136)

食べる脂肪は、脳や神経系、内分泌系を正常に動かすうえで欠かせない存在だ。それなのに評判が悪いのは、単純に呼び名のせいだろう。「脂肪」という響きのせいで、食べれば身体が脂肪まみれになるという考え方が定着したのだ。(P.195)
体重を落としたいなら、タンパク質と良質な脂肪を多めにとるとよい。(P.196)

自然界にサプリのような化合物はどこにも存在しない。サプリができたのはせいぜい数十年前であり、人間がこの世に誕生した年数とは比較にならない。考えてみて欲しい。太古の昔に生まれた私たちの身体には、無限の知性が詰まっている。そこへ化学研究所で先週できたばかりのサプリが入ってきても、効能どおりの効果が現れるとは限らない。(P.269-270)

というわけで、興味を持たれた方は、是非お読みください。かなりオススメです!

本の紹介

SLEEP 最高の脳と身体をつくる睡眠の技術
ショーン・スティーブンソン
ダイヤモンド社
売り上げランキング: 1,604

――あなたは眠るたびに賢くなる。

米国最前線の睡眠法のすべて!
睡眠の質を向上させるカギは脳内物質にあり
食事、ベッド、寝る姿勢、パジャマ――睡眠の全技術を一冊に集約。

どんな疲れも超回復し、脳のパフォーマンスを最大化する
世界最先端の21の〈科学的睡眠メソッド〉を日本初公開!

(最高の脳と身体をつくる睡眠の技術)
▸脂肪を燃焼しやすい身体になる
▸老化を防ぐ寝室をつくる
▸睡眠に最適な室温は15~20℃
▸「午後10時の元気」に頼ると不眠になる
▸仰向けが最良の寝る姿勢
▸脳波の4つのモードを使いこなす
▸抑えるべきは脂肪ではなく糖質
▸夜の運動は快眠のためにならない
▸朝起きたらすぐ水を飲む

すべての疲労を超回復し、脳のパフォーマンスを最大化する最強の睡眠法。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Evernoteに保存Evernoteに保存

フォローする